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東北に到着。作業一日目!

千葉駅前を22時に出発したボランティアバス。
翌朝5時過ぎに東北に到着しました。

私達が降り立ったのは、宿泊場所となる『遠野ふるさと村』です。

CA390459.jpg

この素晴らしい天気!良い予感でいっぱいになりました。

CA390458.jpg

遠野は、沿岸部の被災地からバスで1時間半内陸にあり
地震の被害はあまり無い様に見えました。
改めて、今回の災害は津波によるものがほとんどだったと実感。
そして、元気な東北の姿を目の当たりにして、その美しさと健全さを
胸一杯に吸い込み見たくなりました。

遠野ふるさと村で朝食をとり、ボランティア作業に必要な荷物を荷造りし
再びボランティアバスに乗り込んで、大槌町ボランティアセンターに向かいます。

CA390468.jpg

車内から覗くと、外は遠野の素晴らしい自然、自然、自然!!

1時間ほど経つと沿岸部に到着。
まずは釜石を通り、大槌町へ。
ゴーストタウンと化した釜石の商店街の姿を、息を呑んで見つめました。

そして大槌町に入って行きました。

遠くから大槌町を見ると、白く霧がかかっている様に見えました。
が、それは後から分かった事ですが、津波が運んだ土砂が舞って起きる
土ぼこりだったのです。

仮設の大槌町ボランティアセンターに到着。
他にもボランティアバスが数台来ていました。
バスから降りて、いざ出陣。ボランティアセンターのスタッフさんから
今日現地で必要とされている仕事を割り振られます。
私達は『菜の花畑ブロジェクト』に参加してくれとの事。

『菜の花畑ブロジェクト』とは、大槌町の大槌川の河川敷を
菜の花でいっぱいにしようというプロジェクト。
春には大槌川に菜の花が咲き乱れる事を祈って。そして町の復興を祈って。


土木用のスコップやら手押し車やらを持って、河川敷を進みます。

IMG_0001.jpg

菜の花畑となる河川敷は、もうがれきの撤去が済んでいました。
生い茂る雑草を手で取り除き、鍬を使って開墾し、土の塩分を中和する
薬剤、肥料を加えて、畑にして行きます。

ボランティアは全員で20数名。一丸となって作業しました。

大槌川は、立派です。
だからこそ、この川をつたって津波が大槌町を駆け上って行ったのでしょう。
でも、この川はこの町のシンボルであり、大槌町を代表する存在です。

サケの姿、もう一度 
しがNPOセンター、岩手・大槌川再生支援


ボランティア作業は、午前中、午後とも、2時間半から3時間に制限されています。
ボランティアさんが無理をし過ぎない様に、そして長期的なボランティア活動を
実現する為の制度なのでしょう。
実際私も作業してみて思ったのですが、作業内容は色々あります。
その人の体力に合せて活動出来ると思います。
重機で瓦礫を取り除くのも、軍手をして腰を丸めて草引きするのも
同じボランティアなのです。全てが尊い援助です。

花作りが好きな私の母さん。
菜の花畑作りだったら、喜んで参加したろうに。帰って話したら
きっと嫉妬するだろうなって思いながら、涼しい風に吹かれて
作業は順調に進んで行きました。

東北は、風も川も水も、凄いパワーを持ってます。
東北に旅行に行った人に、とにかく綺麗なんやと聞いていたけど
綺麗で語り尽くせない、なんか健やかな強さを感じます。
作業を通して、私達が癒されて行くのが分かりました。

CA390461.jpg

最後に記念写真。他のボランティアさんと合同で。
みんなすっかり日焼けしてたくましくなった!!
  

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無題

改めて・・お疲れ様でしたですなぁ。

被害の範囲が広いので、がれきの撤去が遅れている
様ですね。神戸の場合は、ある所から加速度ついた
気がします。

会社でもボランティア募集し出しました。サカチー
みたいに自腹を切らんでも行けるんですが、3泊4
日なんでちと考えています。
  • ひげぼーず
  • URL
  • 2011/07/11(Mon)18:40:24
  • 編集

感想です〜

貴重なレポート有り難うございます〜

少し本筋から外れると思いますが、感想を。
自然は生きていく上では欠かせないものである一方で、時として私達から大事なものを奪っていくものでもあって、忘れがちな事ですけれども、多くの生き物がそうであるように、私達自身もこの自然に生かされている一方で、生きていくためのたたかいも求められているのだと思います。

けれど、その「たたかい」にも人間らしさというものがあって、長い歴史の中では助け合うことで自然とたたかい・また共に生きてきたのが、人間なんだろうと思います。
それは近代の、機能別に集団を細分化し効率を追求するという社会の中でどんどん薄れて行っているけれども、こんな世の中になったからこそ、自分のこともしっかりやったうえで、身の回りの人とも助け合っていくことが必要になっているんでしょうね。

今回の災害は、そのことを自覚して、強いけれども優しい世の中を作る、もしかしたら最後の機会を私達に与えたのかも知れません(原発のことがあるから、余計にそう思います)。
なかなかボランティアに行けそうには無い私でも、例えば、同様の災害がいつかは自分の身にも降りかかることを自覚してしっかり備えをしておくことで、いざという時には人の力になれるように思うし、それが今の自分がすべきことなのでは、と思いました。
  • あふりか
  • 2011/07/11(Mon)22:06:50
  • 編集

>ひげぼーずさん

月ー金でお仕事してる人が、ボランティア行くの凄い大変やと
思います。金曜日深夜集合、夜行バス移動、月曜早朝解散。。てね!
だから無理は禁物やしね。マイペースに行きましょう!!
  • sakachie
  • 2011/07/12(Tue)01:24:22
  • 編集

>あふりかさん

考えてますね~~~(笑)。

一歩だけ前進するみたいな感じがええかなって思ってます。
無理をしても何も続かないしね~~。

少し音楽を離れてボランティアしたら楽しかったので
また行きたいなって思っています。
  • sakachie
  • 2011/07/12(Tue)01:31:37
  • 編集

無題

初めまして。
私も大槌川のボランティアに参加しました!
あれから8カ月になりますが、現地の事を色々あらためて振り返ったり考えていて、他の参加者さんのブログを色々拝見している中で、こちらに来させてもらいました。
同じ場所で活動された方なので、勝手に仲間意識が働いてしまい、びっくりさせてしまったら、すみません。
もしかしたらご存知かもしれませんが、
今月26日(土)に菜の花プロジェクトの金山さん他岩手の方々が東京にいらっしゃいます。大忘年会が企画されています。
詳細はこちら
http://ameblo.jp/ohtsuchi-nanohana/page-1.html#main
http://www.kenpokukanko.co.jp/knp/?p=3209

お互いこれからも復興地を応援していきましょう!
突然のコメント失礼しました!
  • もーりー
  • 2011/11/11(Fri)00:48:20
  • 編集

>もーりーさん

行かれましたか、大槌!もう随分寒いでしょうね。
ずっと助け合って行きたいですね。
音楽仲間たちが、一生懸命支援しています。
Sounds for pray東北と言います。URLをクリックしてみてください。
私も参加させてもらってるプロジェクトです。
素晴らしい曲、素晴らしい支援ですので、ぜひお見知りおきを。
大槌町の皆さんにどうぞよろしく~!暖かくなったら
絶対東北にいくぞ~~~!!
  • sakachie
  • URL
  • 2011/11/12(Sat)00:15:00
  • 編集

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【プロフィール】

HN:
酒井ちふみ
性別:
女性
自己紹介:
京都府向日市出身。父親の影響で、60’s、70’sの洋楽と共に育つ。関西大学在学中に歌い始める。その後、AN Music Schoolにて亀渕友香氏に師事。その頃から、数々のライブ、レコーディングに参加。2000年ソロ・ミニアルバム「夏のぬけがら」を発表。渡米し、マーク・バクスター氏にボイストレーニングを学ぶ。2007年、ロック・バンド「FRIDGE」にメイン・ボーカリストとして参加。ファーストアルバムをNYでレコーディングする。現在「FRIDGE」の他、ブルースバンド「8823」にも参加。2011年「8823の1」2014年「Believe in music / 8823」「Cool & Relax / FRIDGE」2020年「Live & More / 8823」2023年「道は続く / FRIDGE」を発表。BLUESYな歌声で、LOVE & PEACEを歌いつづる。また、1997年より、ボーカルトレーナーとしてもレッスンを開講。自身の経験と豊富な声に関する知識を基に、実践に則したレッスンが高い評価を受けている。
●「フリッジ」FRIDGE 1st Album(2007年)

●フリッジ2nd album 『クール アンド リラックス』(2014年)


●8823 1st album「8823の1」(2011年)

●8823 2nd Album 「Believe in music」(2014年)

●8823 3rd Album 「Live & More」(2020年)

●8823、FRIDGE参加作品。(2018年)

●FRIDGE 3rd album 「道は続く」(2023年)

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